付言を入れる場合(遺言文例16)
遺言書
第1条 ・・・・・・・・・・・・・・・
第2条 ・・・・・・・・・・・・・・・
第○条 ・・・・・・・・・・・・・・・
「付言」 この遺言で弐男○○と長女△子の2名だけに相続させることにしたのは、長男××には、同人の□■大学医学部の入学金及び学費等で6年間に金3,000万円、平成12年3月に同人が医院を開業する際に金2,000万円をそれぞれ援助していることを考慮したものであるから、父の気持ちを了解してください。今後も、兄弟仲良く暮らすことを希望します。
平成27年4月29日
住所 福岡県久留米市中央町38番地23
遺言者 宮崎 信幸 印
遺言の最後の部分に付言(ふげん)を入れる文例の一部です。付言自体には法的効果はありませんが、何故このような遺言内容にしたかを記載することは、トラブルを未然に防ぐことにもなります。
上の遺言書は、自筆証書遺言の見本です。全てを自分でペンを使って書き、必ず日付を入れてください。印鑑は認印でも構いませんが、実印が良いでしょう。作成後、封筒に入れて封印をし、妻に預けておくと良いでしょう。
当然、公正証書の原案(下書き)としても利用できます。公正証書遺言が、より安全で安心です。