未成年後見人を指定する場合(遺言文例26)
遺言書
遺言者は、未成年者である長女田中幸子(平成20年5月5日生)の未成年後見人として次の者を指定する。
本籍 福岡県久留米市中央町38番地1
住所 福岡県久留米市中央町38番地23
無職 宮崎 信子
昭和33年3月3日生
平成27年4月29日
住所 福岡県久留米市小頭町1番地10
遺言者 田中 奈緒 印
※補足説明
未成年後見人を指定する場合に使う文例です。指定できるのは、最後に親権を行う者です。例えば、婚姻中の父母の一方が死亡したあと単独で親権を行使している他方の者などです。相続開始(遺言者の死亡)後、指定された者は未成年後見開始届を提出することになります。
上の遺言書は、自筆証書遺言の見本です。全てを自分でペンを使って書き、必ず日付を入れてください。印鑑は認印でも構いませんが、実印が良いでしょう。作成後、封筒に入れて封印をし、妻に預けておくと良いでしょう。
当然、公正証書の原案(下書き)としても利用できます。公正証書遺言が、より安全で安心です。